最上川舟唄 463 マダム・バタフライ

     【最上川舟唄】
     唄 : 大塚文雄
 
ビデオでは、最初のほうしか、歌っていません。
話のすじが、わかりませんので、
後ろのほうの歌詞も、載(の)せておきます。
 
右側に、わたしの余計な解釈を、挿入(そうにゅう)しました。
すみません。
 
 
酒田さ行(え)ぐさげ達者(まめ)でろちゃ 
はやり風邪(かじぇ)など ひがねよに
 
                酒田へ行くけど、達者でな
                はやり風邪など、引かぬように
 
股(まっかん)大根(だいご)の塩汁煮(しょっしるに)
塩(しお)しょぱくて食(くら)わんにゃエちゃ
 
                あの娘(こ)は、
                股(また)割れ大根の、
                塩煮のようなもの
                まだまだ、うぶで、
                塩っぱいだけなので、
                食べられたものでない
 
碁点(ごてん)はやぶさ ヤレ 三ケ(みか)の瀬も 
まめで下ったと頼むぞえ
あの娘(こ)がえねげりゃ 
小鵜飼(こうかい)乗(ぬ)りなどすねがったちゃ
 
                碁点(ごてん)はやぶさや、
                三ヶ(みか)の瀬の、難所も
                無事に下ったと、
                あの娘(こ)に伝えておくれ
                あの娘(こ)がいなければ
                おれは、しがない川船の船頭などに、
                ならなかった
 
山背(やませ)風だよ あきらめしゃんせ
おれをうらむな 風うらめ
 
                山背だ、追い風だ、
                さらばだ、あきらめな
                おれを怨むな 風のせいだ
                もう、二度と、
                あの娘(こ)の所へは、帰らない
                さようなら
 
 
1990年の録画ですから、大塚文雄さん、50才の時。
上手(うま)さや、味わい深さでは、まだまだ歌い盛り。
当時の日本民謡の、第一人者だったかも知れません。
 
渡辺国俊って人が編詞、後藤岩太郎って人が編曲したことに、
なっています。
1936年です。
 
ロシアの、「ヴォルガの舟歌」と、
日本の、「松前くずし(新内くずし)」と、
最上川の船頭さんたちから聞き取った掛け声とを合わせて、
最上川舟唄として、編集したそうです。
 
酒田って、大坂とを結ぶ西回り航路の起点でした。
後には、ここから北海道に航路を開拓して、北前船となりました。
西の堺、東の酒田と、並び称された港町です。
 
わたしは、プッチーニの、
”蝶々夫人” MADAMA BUTTERFLY の、第三幕の、
ピンカートンの歌うアリア、
思い出します。
 
わたしの2010-11-28日のブログに、
コレルリのテノールを、貼り付けています。
 
たぶん、最上川舟唄の、歌詞や曲を、
当時の山形県で採取して、編集した人たちも、
蝶々夫人を、意識していたと思います。
いい加減な、あてずっぽうですけれど…
 
日本民謡を採集する人って、
ヨーロッパのクラシック音楽に詳しい人が多いの。
民謡を、今のうちに保存しなければ、滅びる、
っていう考え方や運動が、ヨーロッパの原産でした。
あっちの記譜法で、採譜したの。
 
民謡の音楽的価値の、再評価ね。
バルトークやコダーイなどの、芸術音楽の作曲家が、
世界の、民謡の保存運動の指導者でした。
 
植物の分類で言えば、野生の種(しゅ)を探索して、
種(たね)を保存する運動かしら。
遺伝子を、たくさん持っていたほうが、品種改良に有利です。
人間もそう。
 
GID(性同一性障害)の生殖機能を阻害して、間引くよりも、
子供を生んでもらって、
苦しいけれど、みんなで生き残る文化を工夫したほうが、
人間らしい生存方法なの。
それが、人間らしさの核心なのよ。
 
性転換しても、みんなとやっていける文化を作るのは、良し。
でも、性腺や性器を破壊して、優生医療にしてしまったのでは、
性転換を推進する医師たちの、化けの皮が剥がれている、と言うもの。
 
     蝶々さんは、15才の長崎の芸者、
     ピンカートンは海軍士官でした。
     長崎で結婚した後、
     彼はお仕事のために、軍艦に乗って、アメリカに帰ります。
 
     アメリカで結婚して、3年後に、再び来日しますが、
     蝶々さんは、ずっと待っていました。
     子供が大きくなっています。
 
     ピンカートンは、
     アメリカで結婚したので、子供を引き取りに来たと、
     蝶々さんの使用人の女性に伝えました。
 
     Addio さようならと、アリアを歌い、
     自分は卑劣な男だと、自嘲します。
     蝶々さんに会わずに、立ち去りました。
 
     使用人から、話を聞いた蝶々さんは、
     子供を渡すことに、同意します。
     そして、自害しようとしたときに、
     何も知らない子供が、纏(まつ)わりついて来ましたので、
     子供を刺し殺してから、自分も喉を切りました。
 
こういう話にしてもらえれば、幸せですね。
精神の病気の人って、心の苦しさも、
精神の病気として、片づけられてしまいます。
    
なんでも、かんでも、精神の病気のせいにされて、
精神障害者って、死んで行きます。
だれも、話に残してくれません。
 
新聞やテレビが、いたずらに美化して、
嘘ばっかりの報道をしていますけれど、
精神の病気って、世の中のインチキの皺寄せが、
その人の心に、津波のように押し寄せて来たの。
     
津波が来るって、わかっているのに、
逃げずに、死んで行きます。
どうして、そんな所に、暮らすのかって、
言っても仕方のない事情があります。
 
うちの親戚には、三陸の町に、港や船や鉱山などの、
お仕事を持っている人が、何人か、いましたけれど、
工場に勤めている人も、港町に住んでいましたから、
流されてしまいました。
だれも、亡くなった人の、悲しい心を知りません。
精神障害で亡くなった人と、似たようなものかも知れません。
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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