【JR大船渡線の、下船戸~大船渡の、車窓の右側の風景】
ここに映っている木造の建物は、ほぼ全部、津波にさらわれました。
ドラゴンレールという愛称です。
三陸のリアス式海岸を走ります。
2分を過ぎると、画面の右に、魚市場が見えます。
屋根に、大船渡魚市場と、一文字ずつの看板があるので、わかります。
ここから、大船渡市の市街地ですけれど、
手前から遠くのほうまで、全部、津波に浸(つ)かりました。
鉄筋コンクリートのビルは、流されませんでした。
2分50秒から、パチンコ21という赤い壁の、
派手なパチンコ屋さんが、線路のすぐ右側に映ります。
ここの看板は、大船渡に、津波が押し寄せた時に、何度も映りました。
引き波に流された民家が、
看板の二本足の鉄柱に衝突して、破壊されました。
看板は、無事でした。
2分52秒に、
パチンコ屋さんの、赤い建物と、看板の鉄柱の間に、
ありふれたビルの屋上が、ほんの一瞬、映りますけれど、
この屋上が、大船渡の津波の高さでした。
ここに、一人の男性が取り残されていたのが、
津波のビデオに、何度も映りました。
下の、津波のビデオの、3分44秒です。
車窓の映像の、ちょうど3分0秒の、
青い屋根の、背の高い、大きな倉庫のような建物も、
津波のビデオの、3分51秒から、何度も、しっかりと映っています。
撮影者が、公園と言っているのは、サンアンドレス公園です。
津波のビデオの、4分23秒頃からは、
パチンコ屋さんの、看板の鉄柱が、映像の中心になります。
津波のビデオの、5分43秒頃に、
ナレーションは、ビルの屋上に取り残された人のことを、言っています。
さきほどの、3分44秒から、何度も映っていました。
3分44秒の時は、水没寸前でしたから、
この人は、間一髪で命拾いをしました。
車窓の映像の、3分42秒の、JR大船渡駅に着く前の、
駐車場の後ろの、右端のビルの屋上の、みどりの大きな看板は、
茶屋前という所の、スーパーマーケットの、マイヤの本店です。
津波のビデオの、6分50秒あたりや、 8分23秒あたりの、
津波に流されている家屋の背景に、よく見えています。
撮影者が、全滅だ、お終いだと、何度も言っています。
【大船渡市の、津波のビデオ】
【日本地理学会の、大船渡の津波の被災地図】
地図の右上が、大船渡市街。 左下が、高田市街です。 引用です。
青色が、木造家屋の流された地域。 赤色が、津波の到達した範囲。
【国土地理院の、大船渡の被災直後の航空写真】
著作権うんぬんがありますが… 税金を払っています。 引用ね。
大船渡には、木造船の造船所がありました。
非常に残念です。
津波の被害に遭(あ)った町の、建物の一軒ずつを、
ビデオや写真や地図などと、照らし合わせて、
どうなったかを、調べてみないと、納得できません。
航空写真を見れば、あたり一面が、空襲のあとの、大都市のように、
木造の民家は、全部なくなったと、一目瞭然にわかりますが、
一軒ずつ、確認しないと、わたしは、わかりません。
メスを入れる脳の領域を、
手術の前に、はっきりと確定する気持ちです。
精神の病気の、症状と治療と予後を、
具体的に、照らし合わせなければ、納得できません。
一軒ずつ、検証しないと、絶対に許しません。
そういう気持ちで、津波の被害を確認しています。
GIDの人は、性転換は戦争であると言いますが、
地震や津波と、復興であると言っても、構(かま)いません。
同じ町を再建するのは、愚かです。
今回の津波の被害は、天災だけでは、ないかも知れません。
だって、津波の高さは、多くの町で、歴代最高でないらしいの。
写真機が出来てから、このかた、三度、同じ被害に遭っているのに、
同じ町を復興して、今度が四度目の、被害なのかしら。
明治よりも前に、さらに何度も、同じ被害を繰り返していますから、
同じ町を再建して、同じ被害に遭うのでしたら、明らかに人災です。
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