マサキの実 313 知的障害と広汎性発達障害

柾(まさき)って、病気に強く、一年中、葉がよく茂るので、
垣根にすれば、手間入らずですけれど、
梅雨時のお花が目立ちませんから、地味な木です。
 
赤い実が揃(そろ)ってはじけると、とても奇麗。
見頃は、もう少しあとみたい。
正木(まさき)とも書くぐらいに、
近世の露地庭(ろじにわ)を、代表する風情かしら。
書院造りの茶室のお庭。
 
檀(まゆみ)や錦木(にしきぎ)のような、
落葉樹の華やかな装いはありませんけれど、
同じニシキギ科ニシキギ属の、常緑樹の正木(まさき)のほうが、
しっとりとした味わいがあるかも知れません。
 
蹲踞(つくばい)や、灯籠(とうろう)や、飛び石が、よく似合います。
手入れが悪いと、苔(こけ)むしてしまったり…
 
GID(性同一性障害)の人たちを、おだてても良いし、
騙(だま)しても良い、嘘でも良い、事実と違っていても構わないから、
要は、いわゆる廃人にならないように、持って行きたいの。
それから、人に危害を加えないようにね。
 
その上に、御本人の体も、損傷しないようにしたいけれど、
それを、性転換医療は、はなから断念しています。
御本人の生殖機能という体を、不可逆的に傷つけても構わない、
背に腹は代えられないから、
廃人になるのと、人に危害を加えるのとは、絶対に防ぎたい、
という医療なの。
 
生殖機能という代価を払ってまで、背水の陣で臨んだのだから、
それだけの効果がなければ、性転換医療は失敗、ということになります。
撤退するに、如(し)くはありません。
 
約半数の人は、治りますけれど、性転換のせいでありません。
性転換しなかったGIDも、治りますから。
性転換したGIDについては、
性転換が急場を凌(しの)ぎ得た原因かも知れません。
それだけしか、手がなかったかは、疑問です。
 
治った人について、いまのところ、
性転換が原因と言うだけの、確証がありません。
自然治癒としか、言えません。
 
治らなかった人については、性転換の後遺症が負担になり、
症状が重くなっているかも知れません。
生活の意欲を失い、何もしなくなる人が、少なくありませんが、
性転換にうつつを抜かしている間に、
社会復帰ができなくなった可能性を否定できません。
 
性転換医療は宗教法人の認可を受けるべきでないか、と言う人もいます。
GIDの専門医や、性転換を支援している学者や弁護士やマスコミなどは、
何を信仰しているのかしら。
オウムとよく似ているのに、医療を騙(かた)るのは悪徳でないか、
宗教を標榜したほうが、良心的でないかと言う人も、
治った人の中にいます。
 
わたしは、宗教も経営している同族組織の中の、
一族の障害者のための福祉事業として、
性転換医療をおこなっていた総合病院に勤めたので、
性分化疾患の性転換医療や、GIDの性転換などに、
関わることになりました。
 
40年前でした。
昔の財閥を模倣したような同族組織でしたが、
鎌倉時代の初めから結束していましたので、
財閥より桁違いに古く、半陰陽の人が優遇されていました。
 
     学者さんの言っているGIDの気持ちって、
     精神の病気の症状にすぎませんから、
     患者さんそれぞれの考え方ではありませんけれど、
     学者さんには、GIDの御本人に苦しいという自覚がなければ、
     精神の病気の症状と、健常な人の自由な考え方との違いが、
     わからないのかも知れません。
 
     統合失調症でしたら、
     精神運動興奮や連合弛緩などの症状から、
     精神の病気とわかりますが、
     解離性障害では、知能も学力も正常で、
     精神運動興奮も、連合弛緩も、現れません。
 
     むしろ、引きこもって受験勉強に凝ったりしますので、
     一流大学の医学部に入学する人もいるぐらいです。
     心の性別ってのが、妄想か、妄想でないかを議論しても、
     無駄と思います。
     解離性障害の症状を、妄想か、妄想でないかと議論しても、
     決着なんか、つくはずがありません。
 
     人格障害の人も、みんな、妄想か妄想でないか、
     よくわからないことを確信しています。
     100才を超えた父親が、自宅で亡くなり、
     白骨になっているのに、
     即身成仏をしたと言って、年金を受け取っていたりね。
 
     統合失調症にも、急性症状の現れる前に、
     学力優秀だった人は、たくさんいます。
     広汎性発達障害では、知能に症状が現れません。
     三島由紀夫って人も、ノーベル賞の候補でしたが、
     変な自殺の仕方をしました。
     子供の頃から、変な感じだったと、
     親御さんも、御本人も、書いています。
 
     なかば自殺のように亡くなったマイケルジャクソンって人も、
     亡くなる相当に前から、
     一般の人には、頭がおかしくなっていると、わかりました。
     看護師さんも、子供をあやすように、
     彼の精神を扱っていました。
 
     GIDも、三島って人も、
     一般の人には、頭がおかしいって、すぐにわかります。
     でも、三島さんと親しかった石原って人には、
     わからなかったのかも知れません。
     この人は、東京都のリーダーになっているそうですけれど、
     やっぱり、小説家やお大臣をやっていた人です。
 
     たくさん見ていないと、わからないかも。
     それから、ずーっと見ていないと。
     御家族や近親の人まで、見ていないと。
 
     それなのに、一般の人には、
     すぐに頭がおかしいとわかります。
     屁理屈をつけられて、
     ノーベル賞候補やお医者さんなどと、示されると、
     一般の人には、わからなくなります。
     天才と気ちがいは、紙一重だってね。
     専門のお医者さんには、違いがわかります。
 
     その専門のお医者さん自身が、
     GIDだったりすると、面倒です。
     糖尿病が専門のお医者さんが、糖尿病で死ぬなんて、
     ざらですけれど、
     精神科のお医者さんが、精神障害ってのも、ざらです。
     性転換医療が闇だった時代には、
     性転換を実施している医師の、8割ぐらいは、
     精神障害でした。
 
     こうなってくると、
     病気にめげずに、元気に暮らすしかありません。
     人間はみんな死にますから、お医者さんも病気で死にます。
     GID医療も、例外でありません。
 
べろんべろんになって、記者会見をした中川って人も、
半(なか)ば自殺のように、亡くなりましたけれど、
お父さんも、同じように亡くなりました。
抗不安剤を常用していたのを知っています。
いちおう、うつ病の家系ということになっていますが、
自我機能の弱い人でした。
 
お二人とも、日本政府の大臣をやっていましたが、
一般の人には、精神の病気でないかと、すぐにわかりました。
長時間の自制が効かずに、
暗くなると気持ちが楽になり、極端に走ってしまいます。
 
じつは、気持ちが楽になるのと、不安になるのとは、よく似ています。
気持ちを楽にして、リラックスしているように見えますが、
ネクタイを締めているのが苦しくなり、
自然に気持ちが弛(ゆる)んでしまいます。
 
あるいは、精神的に息ができなくなって、
ネクタイをはずさざるを得なくなるとか…
はずそうとして、反対に自分で自分の首を締めてしまう人も、
精神の病気の人には、少なくありません。
全身に刺青(いれずみ)を入れるように、性転換してしまいます。
 
自我機能が曖昧になると、何事も中間を制御できなくなり、
許容力がなくなり、融通が効かなくなり、両極端に走り、
何事も試行錯誤や瀬踏みができなくなり、直情径行になってしまいます。
 
規則的な刺激に対する反応よりも、
不規則な刺激に対する反応が、最初に制御不能になりますので、
馴れ親しんでいる習慣が、変更不能になってしまいます。
不快なものを無意識に篩(ふる)い落とすフィルター機能が低下して、
快適なものだけを無意識に選り分けられなくなりますので、
麻薬や、心の性別のように快いものに、意識的に浸ろうとします。
不快なものが雑音のように心に混じり、
自分の心なのに、不快なものに占拠されたように感じるようになります。
 
脳生理学の学者さんは、この機能やあの機能の不足を、
精神の病気の、根本的な遺伝的素質のように、見当をつけますけれど、
脳の機能って、自覚される心の中では、綯(な)い交(ま)ぜられて、
捩(よ)られた紐(ひも)や、織られた布のように、
一筋縄では行きません。
何が最初に起こって、何が心のすべてに波及したのか、
なかなか、わかりません。
 
自我って、たくさんの機能の、単なる寄せ集めなのか、
それとも、たくさんの機能を統一するための、特別な機能なのか、
どちらなのかって、よく尋ねられます。
統合失調症の統合の意味が、単なる合計なのか、
それとも全体を統一するための、特別な機能なのかってのと、
同じ質問です。
解離性障害の解離の意味を尋ねられる時も、
よく似た趣旨の質問があります。
 
答えは、寄せ集めの合計も、全体を統一するための特別な機能も、
自我って機能では、同じ意味になるってことです。
肩にフケがついているのを、
人に言われて、初めて気づくこともあります。
血液検査の結果なんか、自分では気づかないことを、
人に指摘されて気づくようなものです。
 
人の目を通して、自分のことを知り、
人と情報交換をして、コミュニケーションをすることによって、
その個体が、まるで他の個体のことを知るように、
その個体のことを知る機能を、自我って言います。
 
血液検査によって、自分のことを知るのも、
自我機能の模式図のようなものです。
他人とコミュニケーションをして、他人の肩のフケを知るように、
他人の記憶情報の中身を、まざまざと知ります。
自分の手を摘(つま)んで、痛いと感じることまで、
他人のことを知るように、客観的に知る機能を、自我と言います。
 
もしも客観的な知りかたでなければ、
わたしたちは、自分の体のことを、痛いと感じずに、
たんに血が出たり、手を動かせなくなったり、
反射的に痙攣したり、勝手にいつもと違う声をあげたりするだけです。
 
動物がそうです。
車に轢かれた犬は、人間と同じように、
すごく悲痛な声で鳴きますけれど、
人間のほうは、犬が痛くて苦しんでいると、想像します。、
犬のほうも、人間にそのように想像されている、と思っているかは、
人間にわかりません。
 
犬は、人間とコミュニケーションができませんので、
たぶん、自我機能は微弱、と見るのが、正解です。
人間でも、赤ちゃんや、眠っている時や、植物人間や、
死にかけの人などは、ほとんど犬と同じようなものです。
こんなことを言うと怒られますけれど、
眠っていて、夢も見ていない時などは、
ただの馬鹿でかいウイルスかもね。 
 
自我って、自分と名付けられている意識ですけれど、
自分なんて、健常な人でも、強くなったり弱くなったりします。
法律では、個人って、
植物人間でも、赤ちゃんでも、眠っていても、個人ですけれど、
眠っている時に、心の性別なんか、ありません。
GIDの人って、眠っていても、性転換しないといけないのかしら。
心の性別や性転換って、
個人の問題でなく、自我の問題であることは、言うまでもありません。
 
自分っていう意識、つまり自我機能って、
人が他人を見る目を、コミュニケーションによって、獲得します。
他人を見る目って、動物にも、他の個体を見る目がありますから、
人間特有でありません。
コミュニケーションによって、その目を、自分の目として獲得します。
その目によって、血液検査のように、自分の体のことを知ります。
 
手を摘(つま)んで、痛いと感じるのも、
その目によって、他人のことのように感じます。
痛いって、他人のことのように感じている証拠なの。
客観的に痛いと感じていますけれど、
コミュニケーションって、人を騙(だま)せるでしょう?
自分で自分を騙すときにも、自我って、人を騙す要領で、
客観的に自分を騙します。
 
動物でしたら、嘘をつけませんけれど、
人間って、自我機能がありますから、
人の目を騙して、客観的に嘘をつくことができます。
人目を忍ぶの。
忍ぶの見せびらかすのも、似たようなものですけれど、
ヒステリーって言います。
動物的な正直と、人間的な嘘との、矛盾が現れます。
統合失調症やGIDには、その症状が顕著です。
 
自我機能に、統合や解離って表現を用いるのは、
19世紀の古い心理学や精神医学なの。
精神の病気って、それより古くからあるので、仕方ありませんけれど…
 
疲れた時と同じね、自我機能が曖昧になるって。
短時間でしたら疲れませんが、長時間になると気疲れします。
気持ちが元気でしたら健常なのに、疲れると精神病になります。
自分一人でしたら、相当に長時間、健常を維持できるのに、
人と一緒でしたら、数時間で、発狂してしまいます。
気疲れするの。
 
でも、数時間は大丈夫ですから、
精神科医と面談しても、なかなか尻尾を出しません。
人によって、数時間の人もあれば、数日の人や、数分の人もいます。
健常な人は、毎日、疲れないように、規則正しく眠ります。
数分間しか、健常を維持できない人ですと、
会話をしていると、すぐに馬脚を現します。 
 
GIDって、馬脚が現れているの。
心の性別や、心と体の性別が違うとか、
性転換は自由だ、権利だ、
病気でない、美容手術にすぎない、健康保険を適用すべきだ、
などと言い、異性装や性転換を実行するのは、お馬さんの足なの。
 
自分から、足を出したくなります。
我慢できなくなって、カミングアウトをします。
自分から、わざわざ、お馬さんの足を、周囲の人に露出しないと、
気持ちが納(おさ)まらなくなります。
見せびらかしたくなります。
おちんちんみたいに。
 
統合失調症も、GIDと似たような症状です。
美容外科を受診する人も、よく似ています。
マイケルジャクソンさんね。
お大臣さんや三島さんは、自分で気づいていましたけれど、
どうしようもありませんでした。
 
だって、知能も学力も高いもん。
見えを切らないと、だめでしょう?
ストレスが溜まるの。
 
いちばん簡単なのは、知的障害になっていれば、良かったの。
山下清って画伯みたいにね。
あれだと、才能を発揮できるし、精神の病気にならなくて済みます。
ストレスが溜まらないように、彼は知的障害で行きました。
どちらが賢いかしら、山下さんと、三島さんと。
 
一般の人には、精神の病気って、すぐにわかるのに、
一般の人でも、ちょっと屁理屈をつけられると、
わからなくなってしまいます。
性転換医療を支援する学者さんや、弁護士さんみたいにね。
 
屁理屈に惑わされずに、
みんなと一緒のことができないのは、病気だと思っておくのが、
いちばん間違いないのですけれど、
病気の人ばかりを、人類は文化的に選択して、
人為淘汰によって進化して来たって言われると、
また、わからなくなります。
 
わからないことを書くなって、怒られますけれど、
GIDって、治った人の言うには、小学5年生未満まで、心が退行します。
現実検討能力ってのが、低下しますけれど、発達年齢でも、結構です。
子供の頃に、ちゃんと習得すべきことを、
端折(はしょ)っているので、
今になって、精神の病気に、現れて来るの。
 
自室に引きこもって、学校のお勉強ばっかりしていると、
東大の医学部に行ってしまって、お医者さんになれますけれど、
GIDの精神の病気を、診断できないお医者さんになったりね。
ホルモンと手術が必要だから、便宜的に精神障害にされているとしか、
理解できません。
 
軽い発達障害って、支障がなくなるところまで、治療できますけれど、
学者さんやマスコミを操(あやつ)るやり方では、
社会から浮き上がった患者さんが、喜ぶだけですので、
かえって精神症状をこじれさせてしまうような…
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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