お馬さん 283 妄想と、性自認・性指向・心の性別

横須賀市内の馬術クラブです。
わたしの前任者の医師は、ただの医師でなく、
みずからが、性分化疾患の人で、馬の性交渉の研究家でした。
 
養子の、馬小屋の娘さんは、MtFのSRS(性別再判定手術)を受けながら、
妊娠して、自力分娩しました。
性分化疾患ですから、MtF(male to female)は、
 
GID(性同一性障害)は、
発症から10~25年の間に、回復傾向が表れ、 
その数年~10年後に、治癒します。
 
発症は、性転換医療を求めて、初めて精神科を受診した頃や、
終日、異性装で暮らすようになった頃や、
性別が違うと言い、会社を辞めたり、
男性が、女子トイレや女子更衣室や女風呂などに入って、
初めて逮捕された頃や、
異性の体になろうとして、性ホルモン剤を、自分で始めたり、
性別が違うと言い、精神科の診断を待たずに、
性腺や性器の手術を受けた頃などと、推定できます。
子供のGIDは、除きます。
 
治癒は、男女のいずれの性別にも、心は適応できるが、
体の生物学的な雌雄や、
体の見掛けについての、性別の文化などに合わせて、
合理的に心を適応させたほうが良いと、判断して、
実行できるようになることを言います。
 
GID(性同一性障害)の病歴から、
性腺や、体の形状や、戸籍の性別などが、すでに変更されていて、
回復不能なことが多く、合理的な判断は、一筋縄で行きません。
 
治癒の傾向は、すぐにわかります。
御本人が、どちらの性別でも構わなくなったと、言います。
性転換後の性別に成り済ませるように努力するのが、
馬鹿馬鹿しくなったと。
 
治癒傾向が、円滑に現れるには、
医師の対応が、たいへん重要です。
心の性別や、性自認などを、
医師に是認されて、支持された人は、
免疫異常のある人の水虫のように、治りにくい傾向があります。
 
統合失調症の患者さんでも、
医師に、その通りと言われて、話を合わせられると、治らなくなります。
患者さんが、預金口座から、3億円を引き出されたと訴えれば、
それは妄想ですと、それとなく言ってあげなければなりません。
 
GIDでも、医師は、患者さんの心の性別や、性自認などに、
安易に同調してはいけません。
そのたびに、それは精神症状の可能性が高いが、
それだけでは、精神の病気と言えないと、
正しく指摘してあげなければ、いけません。
 
健常な人でも、精神症状と同じ気持ちや、考えや、行動や、発言などが、
よく現れるからです。
幾つもの精神症状がセットになって、継続して現れなければ、
ただちに精神症状と断定できないことも、少なくありません。
生活に支障がなければ、病気や症状などと、言う必要もありません。
その上で、他の病気と見比べて、適当な診断名を疑います。
 
心の性別や、性自認だけでは、精神症状と断定できませんが、
その可能性が高いと、言ってあげます。
けっして、健常と認める態度をとってはいけません。
精神の病気と認めた上で、病気の人を庇護してあげる気持ちから、
病気の症状を、許容する態度であることを、
それとなく、患者さんに伝えます。
 
GIDの知能や学力は、健常ですので、
医師の気持ちを、伝えることができます。
 
     GIDの、心の性別や性自認や性指向などは、
     妄想でありませんが、妄想であるとする説もあります。
     ここでは、議論をしません。
     解離性障害の症状を、妄想とするか、しないかは、
     議論百出します。
     GIDの、心の性別や性自認などは、
     解離した心の断片かも知れません。
 
     あるいは、意識を統合するための、
     社会に共通の、自我と言われる方法が、
     曖昧(あいまい)になり、
     規範を守ろうとする気持ちや、責任感などが希薄になり、
     いわゆる、わがままになった状態と、見ることもできます。
     心の箍(たが)が、弛(ゆる)んだ状態です。
 
     解離すると、社会規範や責任感に、煩(わずら)わされずに、
     リラックスした気持ちになり、ストレスを解消できますが、
     自我が曖昧になりますので、心の個性も希薄になり、
     暗示を受けやすく、マインドコントロールされ易くなります。
     日常語の、わがままの言葉と、
     反対の意味になるかも知れません。
 
     強迫性障害などでも、矛盾する二つの気持ちや行動を、
     一つのものとして、うまく理解できなくなり、
     心を制御するための、融通が効かなくなります。
     つまらない行動と、わかっていても、制止できません。
 
     雨の日も、雪の日も、早朝登山を欠かさなかった人は、
     いつもの行動を、規則正しく行なうことを、
     義務と感じていました。
     ほんとうに老人になると、登るだけでも辛(つら)いのに、
     風邪をひいて、寝込んでいる時に、
     いつものように登るのは、自殺行為かも知れません。
 
     我がままを言って、怠けるのは、だめ人間だと、
     自分を叱咤(しった)する気持ちと、
     早朝登山なんて、眠れずに早起きする老人の 
     やせ我慢だから、やめてしまえと、
     投げ出したくなる気持ちとの、 
     相反(あいはん)する二つの自分を、うまく調停できません。
 
     40度の熱があるのに、傘をさして、標高450mの山に登り、
     肺炎を起こして、入院してしまいました。
     人間失格だと言って、いつまでたっても退院しません。
     歩けない、呼吸がしんどいと、訴え、
     寝たきりのまま、死ぬまで病院で暮らそうとします。
     
     精神の病気って、それぞれの診断名を識別するときに、
     その時その時で、違う観点から、症状を分類します。
     植物や動物の分類でも、
     ある時は、葉っぱの枚数が、重要な識別点になるのに、
     別の時には、冠毛(かんもう)の有無が重要であったり、
     子房が、花冠よりも上にあるか、下にあるかが、
     大切だったりします。
 
     馬は、蹄(ひづめ)が一つなので、
     奇蹄目(きていもく)と言われ、
     牛は、二つに割れているので、
     偶蹄目(ぐうていもく)と言われていましたが、
     最近は、重要視されませんので、分類の仕方も変わりました。
     
     けっして、遺伝子一本で、分類しません。
     だって、遺伝子の違いを見ても、
     それが何を現しているかを調べて、
     遺伝子と表現形とを、照合しなければ、
     遺伝子の違いの、重要さを判断できません。
 
     表現形を全(まった)く無視して、
     遺伝子という記号の違いによって、
     全部の生物を、分類しようとする試みもありますが、
     あまり、実用にならないかも知れません。
     だって、実際に進化した道筋は、
     遺伝子の遠近によるとは、限らないもの。
 
     遺伝子の近いところに、突然変異しても、
     自然淘汰されて、現在に、ほとんど残らないことがあり、
     遠いところに、突然変異しても、うまく適応できて、
     現在に、たくさんの種(しゅ)が、
     残っているかも知れません。
 
     表現形を全く無視して、
     遺伝子という記号だけを、機械的に、数学的に分類しても、
     役に立つ分類になるとは、限りません。
 
     葉っぱの枚数という一種類の観点でのみ、
     植物の種類を分類しても、あまり役に立ちません。
     たくさんの観点を、組み合わせて、分類しますけれど、
     どのような場合に、どの観点を重視して、
     この種と、他の種の違いには、何の違いを重視するかは、
     それぞれの種や、種と種の関係によって、一々、異なります。
 
     同じ種や、同じ関係では、
     いつも、同じ分類の仕方になるように、
     事務的に取り決めておきますけれど、
     仕訳の基準は、画一的でなく、一般的でなく、普遍的でなく、
     場当たり的で、特殊的で、経験的で、便宜的です。
 
     どの疾患名と、別の疾患名の違いは、
     どの観点を重視するかを、
     事務的に世界共通のものとして、統一して推奨していますが、
     ごった煮の、ちゃんこ鍋を、
     蝋(ろう)細工の食品サンプルにして、
     ガラスケースの中に、並べたようなもので、
     芸術的と言えるほど、すごく奇麗ですけれど、
     食べられません。
 
     けっして、性格の観点から、
     すべての精神の病気を分類しませんし、
     意識の統合の観点から、すべてを分類しません。
     気分や感情の観点から、すべてを分類することもありません。
 
     どのような場合に、性格を重視して、
     どのような場合に、解離しているかを重視して、
     どのような場合に、気分の自覚を重視するかは、
     ごちゃごちゃの経験的な組み合わせを、
     一定の蝋細工に固定して、統一しているにすぎません。
 
     わたしは、DNAの二重螺旋構造を見ると、
     進化の系統や、発生の手順や、
     ハードウェアのプログラムなどを、思い出しますけれど、
     病気のような生態は、生物の分類のように行きません。
 
     ICD(世界保健機関の病気の分類)や、
     DSM(アメリカの精神科の病気の分類)などの、
     ちゃんこ鍋のような、精神疾患の分類を、
     操作的と言いますが、
     禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如(ごと)しかしら。
 
     精神の病気って、あまり、診断名にこだわらなくても、
     結構です。
     疾患名を、法律の肩書きにするのは、あほかも知れません。
     一つの診断名から、別の診断名に変わることもありますし、
     幾つもの診断名に、またがることもあります。
     どうしても、この診断名であり、他の診断名でないと、
     強くこだわるのは、精神の病気の一種だったりしてね。
 
     昔は、統合失調症の急性期の陽性症状や、
     うつ病の自殺などが、たいへん治りにくい症状でしたので、
     狭い意味での、精神病と言われて、
     他の精神疾患と、大きく区別されていました。
     最近は、いいお薬が、たくさん出来ましたので、
     あまり、怖くありません。
     結核が、怖くなくなったのと、似たようなものです。
 
     統合失調症やうつ病やてんかんなどを、
     分類の上で、特別に隔離する意味が、
     ほとんどなくなりましたので、
     ここでは、精神疾患のことを、精神の病気と言っておきます。
     統合失調症やうつ病やてんかんなども、
     GIDや解離性障害や強迫性障害やパニック障害などの、
     他の精神障害と、簡単に症状が入れ替わります。
 
     けっして、統合失調症になりやすい遺伝的な素質から、
     統合失調症という病気になるのでなく、
     そのような素質がなくても、統合失調症になりますし、
     そのような素質から、他の精神障害になることも少なくなく、
     大部分の人は、素質があっても、発病しません。
 
     GIDと診断された後、
     8%ぐらいの人が、統合失調症と診断されます。
 
     解離性同一性障害という解離性障害の一種では、
     40%ぐらいの人が、
     かつて統合失調症と診断されたことがあり、
     60%ぐらいの人が、かつて、うつ病や躁鬱病などの、
     気分感情障害と診断されたことがあります。
 
     解離性障害って、ヒステリーの主症状で、
     横綱の人が、ホテルに引きこもって昏迷した時に、
     診断された疾患名です。
     
     GIDでは、自分から世代交代を拒否したせいで、
     更年期を過ぎて、体が老化してから、身寄りがなくなり、
     生きれば生きるほど、
     身も心も、しんどく辛(つら)くなると、
     認知障害に逃げる人が多く、
     自分の心の中の思いが、他人の悪さのように感じられて、
     被害妄想が現れますので、
     統合失調症と診断され易くなります。
 
     抗精神病薬は、あまり効かず、自閉傾向が強く、
     GIDと診断された若い頃と同じ病気の、老化した症状ですが、
     GIDも含めて、乳幼児期からの、軽症の広汎性発達障害が、
     一貫して放置されたことによります。
     
統合失調症では、お薬を飲んで、妄想を口に出さなくなっても、
調子が悪くなると、また、口に出し、行動に移すようになります。
そうかと言って、それは妄想だから、間違っていると、
非難がましく言うと、必ず症状を悪化させて、抵抗します。
 
入院中でしたら、あまり、妄想に触れずに、
現実社会のストレスから、遠ざかっていると、
そのうちに、気持ちが良くなり、妄想を忘れます。
 
でも、退院して、娑婆(しゃば)のストレスに晒(さら)されると、
誰かが、こう言っている、耳に聞こえてくる、などと言い出します。
眠っている間に、髪の毛を抜かれるそうで、眠るのは危ないと言い、
眠らずに頑張ろうとします。
 
お風呂に入らないから、抜けた髪の毛が、
たくさん、枕についているのかも。
お風呂に、入りましょうね。
毎日、たくさん抜けるのが、普通なのよ。
 
人って、だれでも、他人の言うことを想像するの。
こう言うかも知れないって、
頭の中で、未来をシミュレーションしてみるの。
過去のことも、
もしかしたら、あの人は、こう思っていたかも知れないって、
頭の中に、描いてみるの。
現在のことも、彼は今頃、こう思っているかも知れないと、想像するの。
それが、普通なのよ。
 
統合失調症の人って、
こうかも知れないとか、もしかしたら、彼ならば、とかっていう条件が、
脱落してしまうの。
頭の中で、映画のように、架空の状況を、シミュレーションしてみると、
実際に、だれかがそうして、何かが起こったように、
確信してしまいます。
 
空想の中の、一人称とか二人称とかっていう人称が、
自分か他人か誰なのか、わからなくなるの。
空想なのか、現実なのかも、わからなくなります。
夢のようになってしまうの。
 
これって、プレパルス抑制っていう機能が低下するのと、
よく似た仕組かも知れません。
瀬踏みしないで、いきなり、ヘルスメーターに飛び乗る子のように、
何の前触れもなく、心に刺激が伝わり、メータの針が振り切れます。
 
人間の脳味噌って、幾つものルートで、電気信号が伝わるから、
早いルートもあれば、遅いルートもあります。
だいたい、詳細な内容は、後から、ゆっくりと伝わって来るとして、
大枠(おおわく)だけとか、
刺激があるっていう前触れの信号だけとかが、
速報のように、至急に伝わって来ます。
 
あとから、本体の情報が、伝わって来るの。
地震の時の、縦波のP波のあとから、横波のS波が来るみたいにね。
夜中に、仰向けに寝ていて、まだ目覚めている時に、
地震があると、最初にゴトゴトッて、震えて来て、
もしかしたら地震かもって、思っていると、
天井の照明器具が、ゆさゆさするぐらいに、揺れて来るでしょう?
 
人間の脳味噌も、それと同じで、
最初に、これから刺激が伝わって来ますって、
前触れの信号だけが届いて、あとから本体の中身が届くの。
その前触れの信号が、統合失調症の人では、脱落しているかも。
 
プレパルスが脱落していると、
いきなり本体の信号が来るので、びっくりしてしまいます。
心の準備ができていません。
音楽でも、最初の、発端の波形がないと、楽器の音色を識別できません。
出だしの波形が、楽器の聞き分けに、重要なの。
 
もしかしたら、最初の信号って、前触れの信号でなく、
条件を表す符合かもね。
もしも何々ならばとか、たとえ何々であっても、
彼だったとしたら、などの記(しる)しね
これが脱落すると、反応や判断が、定言命題になり、
増幅し易く、猪突猛進になるかも知れません。
知能検査や学力検査には、影響が少ないみたい。
定言命題って、何々は何々であるっていう無条件の判断のこと。
 
直感や閃(ひらめ)きで、瞬間的に考えるのでなく、
ゆっくりと考えてごらん。
計算を省略しないで、一つ一つ、ノートに丁寧に書き出すように、
足元を確認しながら、歩いて下さい。
 
そんな感じで、患者さんの妄想を、いきなり否定しないで、
そうかといって、賛成もしないように、適当にチョロマカシます。
だって、こうすれば必ず治るって方法を、知らないもの。
お薬は、症状の一部について、かなり効きますけれど、副作用も大きく、
心理療法は、必ず効くと言えないの。
人間万事(にんげんばんじ・じんかんばんじ)、
塞翁(さいおう)が馬ですから。
 
患者さんの思いを、もろに否定すると、
かならず、患者さんの症状が、悪化しますので、
GIDの、心の性別や性自認も、
統合失調症の妄想も、似たようなものです。
わたしのブログなんか、危険な地雷かしら。
 
自宅療養している患者さんでしたら、
せっかく、眠れるようにお薬を出したのに、
眠れるお薬を、飲まなくなります。
自分でお薬を、勝手に加減しますので、
すぐに、調子が悪くなります。
統合失調症の患者さんね。
 
それなのに、なかなか、調子が悪いと言ってくれません。
病識がないので、自分で判断できずに、
御家族がいなければ、人を殺すところまで、
行ってしまうかも知れません。
精神の病気では、言葉よりも、動作や表情のほうが、
あてになることが、少なくありません。
 
統合失調症の妄想って、何が妄想かってことよりも、
クレペリンって人が、早期痴呆に着目して、
現在の統合失調症と同じような症状を、
一つの病気として纏(まと)めたように、
認知障害に逃げ込んでしまうことが、厄介なの。
 
また、ブロイラーって人が、連合弛緩っていう症状に着目して、
現在の統合失調症を、一つの病気に纏めたように、
概念と概念の関係が、解体されるってことが、大切なの。
支離滅裂になるの。
 
GIDでは、若く元気があれば、支離滅裂になりませんけれど、
実際に、生殖を拒否して、生殖機能を阻害して、
性腺を除去して、子孫を残さないように、自分から滅びようとします。
そんなことをする人は、統合失調症では、滅多にいません。
 
子供のいるGIDでは、もっと精神症状が顕著です。
発症するまでは、会社や家族などの社会に適応していた人が、
GIDになると、適応できなくなりますので、
統合失調症の急性症状のように、劇的に症状が現れます。
今までは、辛抱できたけれど、もう我慢ができなくなり、
嘘の人生をやめて、本当の自分に戻るそうです。
 
御本人は、心の性別なるものを、GIDの理由としますけれど、
心の性別の証拠は、ありません。
そのような理由は、GIDの中でも、ごく最近の流行です。
昔の人は、そんなことを言いませんでした。
MtF(male to female)でしたら、
紳士の社交と言っていた人たちもいます。
 
今は、その人たちも、心の性別と言う流儀に、乗り換えて、
SRS(性転換手術)を受けて、戸籍の性別も変更しています。
MtFの性転換って、紳士の社交だったの。
それが、性自認や心の性別に、変貌して行く過程を、
ちょうど、昔の人が、
満州事変や五・一五から、二・二六事件や日中戦争へと、
時代の推移を目撃したように、如実に知ることができました。
 
今の若いGIDの子は、
蛹(さなぎ)になることを拒否した青虫かも知れません。
産卵させずに、絶やしてしまえば、
金輪際、蝶々の変態を、観察できません。
深い悔いが残らないように、絶滅危惧種を大切に育てる必要があります。
 
約半数の治らない人では、統合失調症もGIDも、
体が老化して、しんどくなると、
老人風の生活に適応できなくなり、認知障害がひどくなります。
 
統合失調症の妄想と、GIDの、心の性別や性自認と、
どちらが重症かは、一概に言えず、
支離滅裂と性転換と、どちらが良いのかも、本人次第です。
どうすれば治るかは、いまのところ、わかっていませんが、
どちらも、半数ぐらいは治ります。
 
妄想って、口に出さないように、封じ込めるのは、簡単ですけれど、
なかなか、なくなりません。
お薬の量を増やすと、言わなくなりますけれど、
副作用のせいで、働けなくなりますので、
お薬によって、症状を悪化させたのかも知れません。
 
統合失調症では、それは妄想ですと、
それなりに指摘したり、それとなく指摘したり、
心配はいらないと、言ってあげたりしますけれど、
妄想の内容に、安易に同調してしまうと、
先々、誰々先生が何々と言っていたと、後々までも記憶して、
妄想がなくならない原因になります。
一生、記憶していたりね。
 
GIDでも、心の性別や性自認の扱いは、妄想と同じです。
安易に同調すると、治りが遅くなりますが、
マスコミが、吹聴して、
なかには同調する医師や学者さんもいますから、なにをか言わんやです。
 
現在、GIDが治りかけるまで、10年以上かかりますが、
マスコミや一部の医師や学者さんたちの、
流行を煽(あお)る風潮がなければ、1年未満で治るかも知れません。
治らないで、ぐずぐずしているうちに、
自分から、生殖機能を放棄してしまいます。
 
GIDの半数は、生涯、治らないかも知れませんが、
実態は、GIDに特徴的な症状よりも、
他の精神障害の症状が目立つようになりますので、
GIDの治る人と、治らない人にかかわらず、
GIDに特徴的な精神症状は、そう長続きするものでありません。
せいぜい25年間ほどしか、持続しません。
 
それ以上の期間、症状の続いている人は、
性転換を売り物にして、生計を立てている人ですので、
もしかしたら、仮病かも知れません。
GID(性同一性障害)の1%未満かしら。
 
マスコミや医師や学者さんなどが、
心の性別や性自認などを支持しないことが、
GIDの予後に大切ですけれど、
こういうふうに言えば、余計にそうします。
お金儲けのためでしたら、仕方ありません。
 
統合失調症の患者さんの社会復帰を支援しても、
妄想の内容を支持するものでないように、
精神の病気の患者さんとして、GIDの人を、特別に庇護してあげても、
けっして、心の性別や性自認などの、
病気の中身を、増長させることと、混同してはいけません。
 
     ウィキペディアの性転換関係の記事を書いているのは、
     MtF(male to female 男から女へ)の、患者さんなのかしら。
     性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律、
     っていう項目を見ても、
     やはり、記事全体が病気の症状に染まっていました。
     まるで、ピナツボのあとの、夕焼けみたい。
     こういう記事全体の態度が、GIDという精神の病気です。
 
     ピナツボって、20年前ぐらいに噴火したルソン島の火山で、
     一年間ぐらい、毎日、朝焼け夕焼けになりました。
     真っ赤っかに、燃えっ放し。
 
     生殖拒否や、異性装での生活や、性転換などを、
     実行する症状のほうが、病気の本体ですけれど、
     精神の病気ですから、気持ちのほうも、おかしくなります。
 
     この気持ちは、仲間同士の性交渉だけでなく、
     同性愛を嗜(たしな)む人たちが、
     性交渉のお相手を、無料で確保するために、
     GIDの精神症状を、褒めそやしたものかもしれません。
     同性愛の趣味のある人って、
     GIDの約1000倍の絶対数ですから、
     無料って、行列のできるお店よりも、人気があるかも。
     
     子供のいるGIDは、本来の心の性別に反して、
     血のにじむような覚悟で、必死に適応してきたそうです。
 
     結婚して、子供がいながら、GIDを発症した人って、
     ほとんどに、同性愛の前歴があり、
     配偶者や子供に隠しています。
     MtFですと、男性同性愛の前歴ね。
 
     同性愛の社会では、GIDを発症する以前の言動を、
     容易に知ることができます。
     GIDを発症した時に、男性同性愛の仲間の制止を、
     振り切った人が多いの。
 
     血のにじむような覚悟で、必死に適応してきたのと、
     裏腹の事実を、確認できるかも知れません。
     けっして、心は女であったかのように言っていたのでなく、
     女性の心を毛嫌いして、冒涜(ぼうとく)して、
     侮辱して、唾(つば)を吐(は)くことを、
     憚(はばか)らなかった人も、少なくありません。
     女の心は、嫌(きら)いだってね。
 
     でも、突然、気が変わるの。
     ある男性同性愛者は、
     奥さんと、男性同性愛の男友達と、娘さんとがいながら、
     GIDのMtFと、男性のパトロンとして、おつき合いしました。
 
     MtFが、SRS(性転換手術)を受けると、
     頻繁に挿入してくれる相手が、必要になりますので、
     二人の関係は、疎遠になりました。
     すると、その男性同性愛者は、自分自身が女装を始めて、
     心は女と言い、SRSを受けました。
 
     子供の頃から、心は女だったのに、
     辛抱して奥さんと結婚して、子供を作ったと言うの。
     ウィキペディアの記述と、そっくりでしょう?
 
     でも、実態は違っていたみたい。
     毎日毎日、男性同性愛の仲間たちと、
     女性や、性別のことを、話していましたので、
     この人が、どのような気持ちを、吐露(とろ)していたかは、
     よく知られています。
 
     GIDを発症すると、それまでの気持ちの経緯(いきさつ)を、
     全部、否定してしまいます。
     あれは、嘘だったと。
     結婚したのも、嘘の気持ちだったと。
     社会に適応するために、
     嘘をついてまで、血のにじむ覚悟で生きて来たのだと。
 
     男性同性愛の仲間内での発言や行為も、嘘だったし、
     奥さんとの結婚も、娘さんのいる家庭生活も、
     嘘だったけれど、
     今度こそは、三度目の正直で、本当だと言うのです。
 
     そのうちに、嘘をついていたという内容も、忘れます。
     毎度、お決まりの、記憶を失なう過程ですけれど…
     精神科を初めて受診した時には、
     今まで、何をやっても、うまく行かなかったのに、
     女装をすると、みんなに褒められて、
     みんなから激励されたので、性転換を決めたと、
     言っていました。
 
     SRSを受けた後には、そんなことを言っていないと、
     言い出します。
     自分の心は、子供のころから、女だった。
     しょっちゅう、女性と間違えられていた、と言います。
     彼の、学校時代の写真も、ホルモン療法を始める前の顔も、
     見せてもらっていますけれど、そんな話は、初めてです。
 
     GID医療によって、記憶が、急速に変わります。
     まるで、昭和になり、満州事変から日中戦争へと、
     軍靴の足音が高鳴るように、心が急(せ)きます。
     御本人は、その都度、嘘偽りのない気持ちや、
     子供の頃からの、変わらぬ気持ちと言います。
     こんな病気の歴史を、毎日、見ています。
 
     社会に適応するために、
     血のにじむ覚悟で生きて来た、だって。
     いまは、社会に適応するためでないのかしら。
 
     統合失調症の人も、発症する前に、
     これからは、二度と、嫌(いや)なことを辛抱しないと、
     心に誓います。
     絶対に、好きなことをして、生きて行くのだと。
     我が道を行く、と言います。
     それと、そっくりです。
 
     ヒステリーの診断名の病気は、
     どれもこれも、似たような原因のようですけれど、
     御本人の、生まれつきの素質によって、症状が異なり、
     違う診断名になります。
 
     乳幼児期の生活を、直接に知りたいのですけれど、
     統合失調症のように、100人に1人の割合ですと、
     直接に乳幼児期の日常生活を見ることができて、
     統合失調症に繋がることを、確認できます。
     GIDのように、1万人に1人ですと、困難です。
     
     子供のGIDが、思春期以後のGIDに繋がらないことは、
     ほぼ確実です。
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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