倒れている銀杏の写真に、著作権フリーのはないと思うので、
今年の2月4日に、鎌倉の鶴丘八幡宮の銀杏(いちょう)のことを書きました。(0021)
今月の3月10日の、霙(みぞれ)混じりの強風に、
根こそぎ、抜けるように倒れたそうです。
わりと生き生きとした根が残っていたらしく、
今日3月15日に、植え替えのために地上4mの高さで切断した、というニュース記事を見ました。
剥き出しになっている根を、すぐ傍らの位置に移植するそうです。
叔父の3代将軍源実朝を暗殺した公暁が、
この銀杏の後ろに隠れたという伝説があり、隠れ銀杏と言われていました。
わたしのブログでは、1月21日の海浦(うみのうら)の記事でも、
銀杏の木のことを書きました。(0001・・ブログ最初の記事)
イチョウは、苔や羊歯(しだ)のように、精子が泳ぐのを、
絵描きの平瀬作五郎さんや、ソテツの池野成一郎さんが発見したので有名です。
羊歯や苔のようにと言っても、イチョウは種子植物の裸子植物ですから、
4月に、雄株のイチョウの花粉が風に飛び、雌株のイチョウの胚珠に付着します。
裸子植物ですから、胚珠は剥き出しです。
雌花を見て、雌株と知るほかありませんが、
鎌倉の隠れ銀杏は、雄株でした。
※ここに雌株と書いていましたが、
ほんとは雄株だったので、訂正します。
間違いの情報源は、新聞社の記事と思いますが、
忘れた・・・(2010.4.2)
植物では、ソウ類は水の中、コケ類には湿っぽい環境が必要です。
シダ類になると、かなりの乾燥にも耐えられるようになります。
体の湿気を維持するために、湿気を保存する容器のように、体を改造しました。
海や川から離れて、水から遠い内陸部でも、成育できるようになりましたが、
まだ生殖は、水の豊富な自然環境に依存していました。
種子植物になると、一時的に水がなくても、
体の中に蓄えられた水分だけで、生殖できるようになりましたが、
裸子植物の中でも、イチョウやソテツは、
まだ、生殖の仕組みに精子を使っていましたので、
精子が泳いで行くだけの液体の海が、体の中に必要でした。
動物に似ていないこともありません。
人間でも、お母さんの子宮だけでなく、お肌が乾燥すると、酷いことになります。
両生類のように、ぬるぬるに湿っているほうが、健康的かも。
同性愛の人は、ぬるぬるの粘膜を好む傾向があり、
精神障害者にも、糞尿や粘膜に執着する人が少なくありません。
年齢が若いほど、人は湿気のある環境を必要とします。
成長って、生物の進化の歴史を、
もう一度、受精卵から、やり直しているみたいでしょう?
早い時期の、病的なトラブルを、引きずっている人ほど、
湿気にこだわる症状が出やすくなるのは、当然です。
イチョウのことは、弥生坂から東京大学を経て、思い出しました。
機動隊に包囲されていた頃の、
安田講堂前の銀杏並木に、思いを馳せていると、
鎌倉の隠れ銀杏のニュースが、自然に目に止まりました。
弥生坂は、つい先日、久しぶりに歩いたばかりです。
この歌が好きと言うわけではありませんが、
ボサノバが嫌いと言うわけでもありません。
歌詞の意味が、欧米のフォークソングやジャズに似て、
日本のありきたりの演歌から離れています。
発声が聞き取りやすく、すんなりと心に入って、出て行きます。
たぶん、ヒットした頃はアメリカにいて、
わたしは、ジャズに首ったけの日々でした。
アメリカの生活に慣れてくると、
ハリウッドの台詞や、キリスト教の聖書の言葉を使って、
英語を喋れるようになりました。
今は、万葉集や新古今集などのほうが、心に残っています。
隅田川に掛かる言問橋(ことといばし)から、
東京大学の農学部と工学部の間の坂を通って、
本郷通りとの交差点までを、言問通りと言うそうです。
在原業平の、
名にしおはば いざ言問わん 都鳥
わが思う人は ありやなしやと (伊勢物語)
に因んだそうですが
ビデオの左奥の煉瓦色の建物が、東京大学の工学部の建物ですので、
隅田川から、かなり離れています。
坂の下に、江戸幕府の射撃場があったので、鉄砲坂とも言いますが、
付近の貝塚から、土師器(はじき)に似た赤焼きの、
古墳時代以前の土器が出たので、
この町の名前から、弥生式土器と言われるようになりました。
弥生坂のほうが、よく知られているかも知れません。
この坂を登り切ると、本郷通りと交差します。
在原業平は、うちの御先祖さまの一人らしいのですが・・・
昔よく通った道ですので、わたしには、なつかしい坂道です。
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