近所の町工場 0047 自我

近所の、なんでもない町工場です。
塩酸の臭いが、鼻を衝きましたので、写真に撮りました。
 
わたしが5才の時に、初めて見た精神障害は、マンガン中毒でした。
父が精錬工場の男性に、マンガン中毒と言っていたのを、聞きました。
笑うような顔で、神通川に懸かる橋を、よろめきながら歩いていました。
 
それを見て、胸がキューンと締め付けられたと言うと、
工場のおばさん達は、おませな子だねと、笑いました。
ほんとは、胸だけでなく、お腹もキューッと来ました。
 
山の町でしたので、行商のおばさんが来ると、海のお魚を買いました。
できるだけ塩の少ない、新鮮なお魚を選んで、
わたしが、はらわたを取って、下拵えをしました。
よく肥えた秋刀魚のはらわたを掴み出して、
人間の脳味噌も、こんなのかしらと、想像しました。
 
     性同一性障害の人の、性別の訴えを聞いていると、
     お天気の挨拶をしているような気持ちになります。
 
     手術の後が、大変ですので、
     知っている事を、具体的に教えてあげます。
 
     性同一性障害の人は、気持ちが、あさってになっていますので、
     言葉の意味が、普通の人と違います。
     性同一性障害の人の間でも、共通の意味がなく、
     それぞれの人の、心の中だけの意味が大切です。
 
     統合失調症の妄想が進行すると、
     事実についての、具体的な実務の話のように見えて、
     その判断の理由を尋ね、
     場合によっては、さらにその理由を尋ねると、
     ほとんどの判断の根拠が、
     妄想や妄想着想などとわかります。
 
     誰か得体の知れない人物が、いつも自分を見ていて、
     その人が、こうしなさいと言ったから、
     自分は性転換手術を受ける、と言います。
     その人は、国家の特命を受けて、自分を助けてくれる人で、
     魚屋さんの兄ちゃんに変装しているそうですが、
     何処のお店でもなく、その患者さんの心にしか見えない人です。
 
     性転換手術を受けるのに、なぜ労働組合を辞めたのと尋ねると、
     サイレンを合図に、委員長に妖怪が乗り移ったそうで、
     ダムが決壊するまで、労働組合とは縁を切ると言い、
     手術後の体力が回復すれば、会社を辞めるとも言います。
 
     魚屋さんにしても、ダムのサイレンにしても、
     患者さんは、親しい人にしか、打ち明けませんので、
     主治医の精神科医や、手術の形成外科医や、
     御両親などは、少しも知りません。
 
     統合失調症と識別のつかない妄想に動かされている人が、
     性同一性障害だけでなく、ヒステリーと言われる精神障害の人には、
     ごく普通にいらっしゃいますので、今さら驚くことではありません。
 
     性同一性障害の診断基準の、ステレオタイプの症状を訴え、
     実際に精神症状を実行するほうが立派と思い、
     社会の進歩的な支持を受けていると、
     思い込んでいるように見せかけているだけです。
 
     けっして統合失調症に多い種類の妄想や幻聴を、
     頻りに人に訴えるのでもなく、
     人に告げるのは、ありきたりの、
     もっともらしい理由だけですので、
     実行していながら、さほど興奮しているとは見えず、
     解体した言動にも感じられませんので、
     統合失調症と診断されることは、まずありません。
 
     実際、これぐらいの人ですと、
     抗精神病薬を使っても、副作用ほどには効ないのが現実です。
  
     頑固な迷信や、咄嗟の思いつきのような妄想が、
     生活や人生の具体的な判断の、すべての背後にありますので、
     客観的な事実を、実務的に処理しているように見えても、
     患者さんの心の中は、
     たいへんグロテスクな理由の塊まりになっています。
 
     統合失調症では、妄想の体系と言いますが、
     たとえば、手を洗う理由を尋ねれば、手から食べ物に砒素が混じると言い、
     玄関の靴を綺麗に揃える理由は、
     何者かが侵入して来ても、すぐにわかるからと答えてくれます。
 
     いかにも日常的な、誰にでも共通の、実用的な行為でさえ、
     生活の隅々まで、妄想に裏付けられていますので、
     調子よく生きれば生きるほど、
     妄想の内容を、間違いないと確信することになり、
     順調な生活は、大規模な破綻の近いことを、しばしば暗示しています。
 
     プレートテクニクスで起こる地震の原理のように、
     エネルギーが蓄積されます。
     むしろ、普段から、
     盛んに妄想っぽいことを連発して、
     フーテンの寅さんのように暮らしているほうが、
     健康かも知れません。
 
     太陽の塔の、岡本太郎さんは、人生は爆発だと言っていましたが、
     爆発せずに、健康にお亡くなりになりました。
     イスラム原理主義の自爆犯人のように、
     爆発してもらっては困りますが、
     精神障害者の症状は、爆弾を身体に巻き付けて、
     社会に見せびらかして、生きているようなもので、
     性同一性障害の人は、尻をまくって生きていると、
     よく啖呵を切ります。
 
統合失調症や性同一性障害などの、ヒステリーと言われる人たちは、
具体的な事実を指し示しても、
明日になれば、今日の事に、あまり責任を感じません。
過去と、現在と、将来の事実とが、繋がっていませんので、
記憶や意志という心が、いつも混沌としています。
 
御本人は、心の中身のほうを、基準にしますので、
自分の記憶や意志は確実で、
世の中のほうが混乱していると、思っています。
 
人間社会とのコミュニケーションを拒否しても、
生きて行ける変人でなければ、
統合失調症や性同一性障害や拒食症のような精神障害では、
破綻をきたす可能性が大きいと言えます。
 
自己同一性が曖昧であると言いますが、解離しているとも言います。
自我の形式に意識を統合する機能が、失調している、とも言えるかも知れません。
 
ドリトル先生は、犬には自己同一性が無い、と言っていましたが、
犬は人になつきやすい動物ですので、
その程度に変人ですと、破綻をきたさずに、やって行けるようです。
人間では、人格障害と言いますが、一部の人は凶悪犯罪を惹します。
 
自己同一性が曖昧になると、事実を、一本の時間の上に、
起こった順番の通りに、並べることができません。
自然の事実だけが、起こった順番を、変えることができませんので、
自然の出来事の順番には、普遍性があります。
 
順番だけでなく、誰が見ても、
同時に、同じ場所で起こったことは、同じ出来事のように見えますので、
自然の出来事の変化にも、普遍性があります。
 
人間のすることも、自然の出来事の一つですが、
心の中だけの出来事には、自然のような普遍性がありません。
人間は、自然の出来事にかこつけて、心の中の出来事を、人に伝えます。
 
わたしたちは、自然の事実に、会符(えふ)を付けるように、
物事を、一本の時間の上に、順番に並べて記憶します。
一本の時間に整理された記憶が、自己同一性になりますので、
自然の事実に結ばれていない記憶は、
孤児のように、自分という意識から、はぐれてしまいます。
 
自己同一性は、他人に情報を示したり、
他人の情報を解読したりするための、共通の様式です。
人と人との間を、往き来する情報は、
事実を一本の時間の上に並べて伝えられます。
事実には、しばしば心が結びつけられます。
 
時間と事実の形式に、情報が整理されていなければ、
人と、情報をやりとりすることができません。
わたしたちは、心の中だけの思いも、
事実に結びつけて記憶します。
 
そのように整理されて記憶されなければ、人に思いを伝えられませんので、
わたしたちの心の記憶は、人に情報を伝える方法によって整理されています。
人間特有の自我という意識の形態では、
情報は、人とのコミュニケーションの方法によって、記憶されます。
 
わたしたちは、一本の時間の上に、順番に並べられた事実に、
さまざまな情報が結びつけられた記憶としてのみ、
他人の情報を、解読することができます。
そして、他人に開示するために整理された自分の意識の記憶を見るときに、
あたかも、他人の示す記憶を解読するように、
自分の意識の情報を知ることができます。
 
このことを、客観と言います。
人は、他人や社会とのコミュニケーションの方法によってのみ、
自分の意識の内容を、他人の意識のように知ることができます。
これ以外の方法では、自分の意識を知ることができませんので、
無意識と言い、動物と同じです。
 
自我のモニター機能と言うこともあります。
デカルトが「我思う、故に我在り」と感じたのは、この機能です。
 
     無意識では、動物のように、機械のように、
     身体や脳が機能します。
     それでも、白血球は、
     白血球にとっての自他を識別しているのでなく、
     何百兆個という細胞の集まりとしての、個体全体にとっての、
     有害な物質や生物を識別して、破壊します。
     異物であっても、有益な物質や生物を攻撃しません。
 
     白血球を含めて、血液やホルモンや神経などは、
     物質の運搬だけでなく、情報の伝達を仕事としています。
     個体を構成する何百兆個の細胞の情報を集配していますので、
     コミュニケーションが仕事です。
 
     白血球は、健常でしたら、脳の中に入れません。
     血管と脳細胞との間には、血液脳関門があり、
     分子量の大きな物質や、特定の物質は、
     脳の血管から出ることができずに、
     脳細胞や脳脊髄液などに入れません。
 
     脳の中では、白血球による免疫システムは、機能していませんが、
     血液脳関門が壊れるようにな病気があれば、
     脳脊髄液に白血球を発見できます。
     脳の中の白血球は、身体の中のように正常に機能せずに、
     むしろ正常な脳細胞を破壊して、
     自己免疫疾患と言われることが、よくあります。
 
     自我には自己同一性のほかに、
     有害な物質や生物を識別して、
     有害であれば身内であっても攻撃して、
     有益であれば、異物であっても共存する機能があります。
 
     白血球のようですが、脳の機能として、自我があり、
     自分や他人や社会とのコミュニケーションによって、
     社会全体にとっての、有害な物を攻撃して、有益な物を守ります。
 
     白血球にとっての、自他の識別よりも、
     個体全体にとっての、有害か有益かの識別が大切であったように、
     自我機能には、自分にとっての自他の識別よりも、
     他人や社会にとっての、有害か有益かかの識別が大切です。
     
     人間の個体を見ても、
     白血球や脳の神経細胞や何百兆個の細胞を統括するような、
     超越的な細胞は、どこにもありません。
     絶対的に他の細胞よりも偉い細胞もなく、
     誰からも指示されずに、
     何百兆個の判断によって、個体全体としての命を運営します。
 
     神のような絶対者は、自然の世界に必要ありませんが、
     統合失調症や性同一性障害の人には、
     神様を信じている人が、少なくないように、
     事実を拒否した心には、歴史を遡るように、
     神様が必要になるかも知れません。
 
     自我機能は、誰に命令されることもなく、
     自分や他人や社会とのコミュニケーションによって、
     70億人の社会を守るために、
     有害なものを除去して、有益なものを残します。
 
     自他の識別は、そのための手段にすぎません。
     自分であっても、癌のように、有害なものを破壊して、
     他人であっても、みんなのためになる人を残します。
     自分の命を捨てて、他人の赤ちゃんを救うこともあります。
 
     自我機能では、自己同一性と、
     免疫機能(自他識別機能・境界性)が大切ですので、
     気ままに道草しました。
     すみません。
 
     自他識別機能を、免疫機能と言うのは、変かも知れませんけど、
     白血球の機能の場合と同じで、
     自他の識別よりも、所属している社会にとって、
     有益か有害かを、
     社会とのコミュニケーションを通じて、
     みんなと一緒に判断する機能なんですよね。
 
     社会に所属するって、アイデンティティって言いますけど、
     たぶん血の繋がりという事実のことで、
     心の繋がりではありません。
     でも、人間もお花も、血は繋がっていますから、心配要りません。
 
     お母さんと、お腹の中の赤ちゃんとは、
     同じ身体を共有していますけれど、
     社会の始まりなんです。
     身体は別々になっても、社会はずーっと続きます。
     人間とお花のようにね。
     自他の識別っていう考え方よりも、
     社会の免疫機能と言ったほうが、いいような気がします。
 
     自己同一性も、自他の識別っていう社会の免疫機能も、
     いずれも、コミュニケーション機能として纏められますので、
     自我は、他人や社会とのコミュニケーション機能と、
     言ってもいいかも知れません。
     事実を客観的に知り、個体の生存から、
     生殖によって、社会を作り出す機能です。
 
     事実を客観的に知る能力は、
     お母さんが、お腹の中の赤ちゃんを知る時に、最初に必要になります。
     事実を拒否して、心の中だけのことに縋っていたのでは、
     赤ちゃんを育てられません。
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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