ヒマラヤスギって、公園に植わっている奴です。
枝が長く横に伸びて、枝先が、お化けみたいに垂れます。
中国では、雪松と言います。
今頃は、長さが5cmぐらいの、
緑色の、細長い親指みたいな、
雄花序の蕾(つぼみ)が、いっぱい、並んでいます。
尾状花序ですが、立ち上がりますので、
尾状と言いにくい…
上のほうの枝には、
直径が5cm以上の、長さ13cmぐらいの、
緑色の、去年の雌花序の、未成熟の松ぼっくりが、
大きく、目立ちます。
写真には、写っていません。
雄花序は、11~12月に、茶色っぽくなり、
花が開くと、黄色い花粉のせいで、
粉まみれになります。
今は、まだ蕾ですから、
写真のように、固く閉じています。
去年の雌花序の松ぼっくりも、冬には、茶色になり、
成熟して、種(たね)を散らしますが、
松ぼっくりの構造も、崩れますので、
形が残らずに、いつの間にか、消え去ります。
今年の冬に咲くはずの、
雌花序の蕾(つぼみ)の、松ぼっくりは、
高い所にあり、小さいので、
上から見下ろすような位置でなければ、
下からは、なかなか見えません。
1年が経ち、松ぼっくりが大きくなると、
下からでも、見えるようになります。
裸子植物って、受粉した時に、すぐには受精せずに、
暖かくなってから、花粉管を伸ばします。
寒さと乾きに、弱いのかも知れません。
苔や羊歯って、
暖かく湿った時代の、陸上植物ですけれど、
イチョウやソテツも、精細胞に、繊毛や鞭毛があり、
泳ぎますので、精子と言われます。
ヒマラヤスギの精細胞は、鞭毛を持ちません。
花粉管が、雌花の胚のうまで、伸びますので、
花粉管の中で作られた精細胞は、
泳がなくても、卵子と受精できます。
ヒマラヤスギは、
マツ科 Pinaceae ヒマラヤスギ属 Cedrusですから、
松の仲間です。
スギ属 Cryptomeria でなく、
ヒノキ科 Cupressaceae でありません。
松の種子が、成熟するのは、
受粉後、3年目ですから、
丸1年の、ヒマラヤシーダは、早い。
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