椿 0057 ヒステリーの出し方

昔なつかしいヤブツバキです。もう、お仕舞いですね。
花びらが散らずに、首からぽとんと落ちますので、ギロチンのようです。
 
 
この季節になると、休日返上になることが、しばしばです。
木の芽時という言葉があるように、調子の悪くなる人が多く、
寒い内は引きこもっていた精神障害者が、積極的に動き始めます。
 
屋外に出て、手や体や目を動かして、人と話すのは、精神にも悪くありませんが、
統合失調症の人に、それを誘っても、なかなか応じません。
親しい友達に誘われても、交友関係を自分から断ち切り、
引きこもってしまいます。
 
調子が一層悪くなると、自分から積極的に出て行くようになり、
多くは妄想を実行します。
人に被害妄想の内容を、絶対に正しいと訴え、
対策を取るように要求することが多いようです。
放送局が自分の悪口を流しているので、やめるように抗議に行き、
拒否されると、弁護士事務所に行き、
証拠のボイスレコーダーを聞かせますが、雑音しか入っていません。
 
引きこもっていた人が、反転攻勢に出る季節は、木の芽時が多く、
休日に、一気に急性症状に走る人が少なくありません。
暖かくなっても、気象の変化に、体や脳が適応できないだけでなく、
新入生や新入社員が話題になりますので、
精神障害者には辛い季節です。
すでに精神病と診断されている人は、
病院が休診になれば、不安になります。
 
     引きこもらずに、
     軽い運動や軽作業が、精神衛生上、良いかも知れないと薦めても、
     うつ病の人ですと、かえって悪くなるかも知れません。
     自宅で、寝ていたほうが良いこともあります。
     統合失調症の人ですと、自分の精神は正常なのに、
     何者かのせいで、精神病にされていると思っている人が多く、
     めったに、病気扱いの助言を聞き入れません。
     積極的に出歩くのは、たいてい、症状の悪化した徴しです。
 
     統合失調症の人の妄想や幻覚や認知障害などは、
     自作自演と言うだけでなく、
     能力の不足を、自分や他人に対して誤魔化すために、わざと出す症状です。
     統合失調症では、いったん発達していた能力が、
     理由もわからずに低下する、という大きな特徴があります。
 
     他人にも、理由がわかりませんので、
     本人には、今まで上手く行っていた事が、上手く行かなくなったのは、
     どうしても、自分以外の何かのせいと確信してしまいます。
     自分の能力の低下を、到底、信じられません。
 
     手先が不器用になったり、知能が低下したりする症状などは、
     比較的客観的な検査結果を、御本人に提示できますが、
     多くは、健常な人でも、喧嘩をして興奮すると、
     手先が不器用になり、ろれつが回らなくなり、
     無茶苦茶なことを言い放ち、肩や顎が震えたりするように、
     能力の低下は、興奮症状と連動しています。
 
     御本人にも、手先の不器用さや、知能の低下などは、
     そのせいのように感じられます。
     何者かに悪さをされて、危険が切迫しているからに違いない。
     何者かのせいに違いないと、確信します。
 
     ある意味で、正鵠を射ています。
     何者かのせいではありませんが、
     極度に興奮すれば、不器用になり、知能が低下します。
     多少の興奮は、器用になり、知能が向上して、快適になるはずです。
     多少の興奮をむさぼると、
     いつのまにか、度を過ごして、極度の興奮になってしまいます。
 
     能力の低下が、それによって起こるのは、
     大脳辺縁系のドーパミン神経の機能が亢進し、
     前頭葉や大脳基底核のドーパミン神経の機能が抑制されるからとするのが、
     ドーパミン説です。
     気持ちよさをむさぼる癖がついているからで、躾が出来ていないということです。
 
     統合失調症になる人の多くは、この世に産まれたことが不安なように、
     お母さんと離れて、一人でいることが不安です。
     健常な人は誰でもそうですが、統合失調症にはなりません。
     みんなと一緒に社会生活に馴染むからです。
     統合失調症になる人は、それができないから、一人になり、
     置いてけぼりにされはしないか、見捨てられはしないかと、不安になります。
 
統合失調症の患者さんの一人は、世話をしてくれている妹さんが出勤中に、
家が警察隊に包囲されて、もう逃げられないと、実家の老母に電話をしました。
妹さんが電話を掛けても、兄妹の縁を切ったと言い、
電話を切ってしまい、電話に出なくなりました。
 
妹さんが仕事を終えて帰宅すると、玄関のドアが開きません。
内側から錠が掛けられていて、外側からは鍵を使っても開けられません。
家の中に居るはずの、統合失調症のお兄さんに電話を掛けても、電話に出ません。
 
お兄さんは、数ヶ月前から、妹さんの作った食事を食べなくなりました。
毒が入っていると言います。
外食しているようですが、統合失調症の人の一般的な症状からすると、
外食が出来るようになるのは、相当に調子の悪い時です。
 
ふつうは、人の多い所の、
それも、顔や仕草などを、長時間、じっと見つめられるような状況には耐えられません。
外食も、外泊も、旅行もできないのが、よくある症状です。
自分から人目に曝されるようになるのは、急性期に多い症状です。
夜が恐くなり、眠られません。
 
老母が電話を掛けて、お兄さんに玄関のドアを開けてもらいました。
本人は、薬を飲んで寝ていたと言いますが、いつもの薬の時間でなく、
このところ、妹さんは何度も閉め出しを食らっています。
 
お兄さんが食事を食べずに、妄想がひどくなり、
1000万円の預金通帳を、いつも持ち歩くようになっていましたので、
妹さんは、入院を薦めていました。
すると、症状を悪化させて、兄妹の縁を切ると言い、
妹さんを閉め出すようになりました。
 
医師は、妹さんを憎むようになったので、症状が悪化していると言ったそうです。
わたしは精神分析をしませんので、解釈にあまり興味がありません。
おそらく、憎んでいるのでなく、
妹さんが外に働きに出ないように、症状を出しています。
 
一人になると不安になり、生活能力のないことは確かです。
妹さんを閉め出す症状がひどくなれば、妹さんは外出できません。
外出すると閉め出されてしまいますので、
この症状は、妹さんに一緒にいて欲しい、働きに出ないで欲しいと言っているかのようです。
 
憎んでいるのでなく、妹さんを頼っています。
症状が悪化すると、いちばん頼りにしている妹さんを、
自分から殺してしまうかも知れません。
 
     統合失調症の症状の出し方って、わかりますか。
     ヒステリーと言って、性同一性障害と同じです。
     性欲が、たいへん重要になりますが、統合失調症では隠れています。
     性同一性障害では、表面に華々しく現れてきます。
 
     性欲のことは、社会性のことです。
     社会を作る本能のことです。
     社会生活に馴染めない症状は、自閉や引きこもりなどと言われますが、
     性同一性障害を見ていると、生殖不能や生殖拒否の症状の現れることがわかります。
 
     性欲や生殖や社会性のことを考える時には、
     自我機能の一つとしての、精神の免疫機能のことを思い出してください。
     白血球は、自分にとっての異物と身内を識別するのでなく、
     何百兆個の細胞の集まりの、個体にとっての、
     有害な物と無害な物とを識別します。
     身内でも、癌細胞のような有害な物を、白血球は攻撃して破壊します。
 
     これを識別するのに、超越的で支配的な、絶対的な細胞などは必要ありません。
     神様や王様のような細胞は、体のどこを探してもありません。
     何百兆個の細胞の、コミュニケーションが必要です。
     自我機能の一つとしての、精神の免疫機能は、
     境界機能や、自他の識別機能などとも言いますが、
     端的には、他人や社会との、コミュニケーション機能のことです。
     これが、自己同一性と並ぶ自我機能の大切な柱です。
 
     性欲や生殖などの社会性は、コミュニケーション機能のことであり、
     自我機能の重要な柱です。
     自閉や引きこもりは、自我障害の症状の一つです。
     
日曜日は、くたくたくになりました。
若い子なら、びくともしないでしょうけど、
わたしには、応えます
だって、精神障害者の御家族って、精神障害者が多いので、
御家族との話が、そもそも、たいへんなんです。
御家族のほうが、重症で緊急性があったりしてね。

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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